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『故・五郎丸 清春 遺作展』 『五郎丸 塊維 作品展 "HANA"』
 長らく更新が出来ず、失礼をいたしました。父の病と真正面から対峙すると決めてからは、ブログの更新とも決別をしてしまい、非常にご迷惑をおかけしました。

 遅ればせの再開です。これからは、少しずつではございますが、またお付合いをお願いしたいと思います。

     月明かりのヴィーナス

 今日は、先だって、村岡屋・新天町ギャラリーにて行われた、私たち父子の作品展のご報告をいたします。

『故・五郎丸 清春 遺作展』
『五郎丸 塊維 作品展 "HANA"』

 父の逝去から展覧会開催まで、100日にも満たない準備期間ではございましたが、たくさんの方々にご来場いただき、主催した私にとっては、この上ない喜びの6日間となりました。ご来場いただいた皆さま方、そして本展開催へお力をお貸しくださいました方々へ、御礼を申し上げます。

 会場画像を含め、個展の詳細はAtelier Kaii の公式サイトにてご報告をいたしております。どうぞご覧ください。

シクラメン 四切版ポスター

 なお、FBS福岡放送の古賀ゆきひとアナウンサーのブログ、『ゆきひと日記』でも、関連記事をご掲載いただきました。
 古賀ゆきひとさんには、10年ほど前、私のフランス留学を含め、父・五郎丸清春の絵画人生を集約した特集番組を制作していただいたという経緯があり、あれからもう10年が経つにもかかわらず、私たち親子の映像をご記憶に留めていただいている方々から、多くのご声援を頂戴します。亡き父の肉声は、私たち遺族にとっても、心の支えとなっております。関係者の方々には、心より感謝を申し上げたいです。

 当ブログで停滞している『カイガノススメ』なども、今後また力を入れてゆこうと考えております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Atelier Kaii

 五郎丸 塊維

| atelier-kaii | 絵画 |
訃 報

 2010年11月14日(日)20時26分、私の父である、画家・五郎丸清春(日展系示現会会員)は、家族の見守る中、福岡市内の病院に於いて、その生涯に幕を下ろしました。

 大正13年2月16日生まれの、享年86歳。

 「人生の最期が楽しくてしょうがなかったら、死んでも死にきれないだろう」とは、尊敬する名医から頂戴したお言葉ですが、その、生涯の後半に背負わされた病らとの長い闘いは、日展に向けた大作に、筆を入れることを諦めねばならないほどの、老木に刄を入れるかの修羅場であり、私たち家族は元より、たくさんの医療関係者、介護福祉の方々の助力を乞わねばならぬ、過に切なるものでした。

 ただ、その過酷な闘病生活に於きまして、ゆらゆらたなびく水中花のように、息を控え、静かに、そっと眠るような最期を迎えられましたことは、私たち遺族の、せめてもの、心の安らぎとなっております。

 この場をお借りしてではございますが、父の闘病生活を支えてくださいました、数多くの皆さま方へ、篤く御礼を申し上げます。境地ともいえる、この大団円まで辿り着けましたのも、皆さま方のご厚情がありました故の帰結でございます。遺族一同、心より感謝いたしております。

 粗野な引用ですが、地雷は敢えて、人を殺さぬ程度の爆薬を詰めてあると耳にします。敵を殺しては、その遺族に決して消えない憎しみを刻ませてしまうことがひとつ、もうひとつは、近親者を怪我人の介護にまわし、手を煩わせるのがその理由だということです。

 私は後者は、現代医療、その中でも延命治療に投じられた大きな課題であり、核家族化が進むこの世の中で、『姥捨山(うばすてやま)』など、あってはならない話がすぐそばまで迫ってきているような、不穏な気がしてなりません。『延命治療=地雷』とならぬよう、延命と介護の両立を真剣に考えてゆかねばならない…日本を始めとする先進国が、今まさにそういう状況にあることを、痛切に感じております。

 『人は二度死ぬ』

 フランス留学時代に、私が、文学を専攻する友人からいただいた、伝え文句です。一度目は、肉体の死。二度目の死は、自分の存在が、周りの皆から忘れられた刻だそうです。

 父の病床で、偶然看護師の方とこの会話をすることとなり、横たわる父の耳に、その内容が届いていたかの確信はございませんが、私は、『絵を遺す』という行為は、この二度目の死に歯止めをかける、絶好の大業ではないかと思うのです。自らの描いた作品が、400年、500年後の誰かの琴線を揺らす。自分の肉体が滅びようとも、生前に感じたこと、生涯で築き上げた万感の想いが、未来の子供たちへと贈られるのです。

 まだまだ整理のつかない、父の作品群然り。息子である私が観ても、遅かりし、今頃、その偉業を感ずる作品に出逢います。それらの作品を、後世へ遺してゆくこと。遠い未来の絵描きさんへと、大事に語り継いでゆくことは、遺された私に課せられた使命であると、認識しております。

 2011年2月度の、村岡屋ギャラリー3Fに於ける『故・五郎丸清春 遺作展』は、その序曲です。数十年に亘る画業の、ほんの一部に過ぎません。近い将来行われるであろう、第2、第3の遺作展にも、ぜひご期待ください。

 そしてもちろん、私自身も、これまで以上の創作活動を行ってゆく所存です。コンクールに出品しないのも、以下に属する道筋となりますが、生きている者ではなく、死んでいった人たちを目標に掲げるのは、私の常々からの生き方であり、父が他界した今となっては、無論、父も私の生涯の目標と相成りました。

 最後に今一度、これまで、私たち親子を支え続けてくださいました多くの方々へ、深く御礼を申し上げます。
 古賀之士アナウンサーを始めとする、FBS福岡放送『めんたいワイド』、『24時間テレビ』、『目撃者f』のスタッフの方々には、父の生き様を、貴重な映像として、遺していただきました。父の面影にじむ、かけがえの無いフィルムとなっております。心より、感謝いたします。

 どうか今後とも、私共父子を、宜しくお願い申し上げます。
 皆さまのご多幸を、亡き父と共に、切にお祈りいたします。


   2011年 清春

    Atelier Kaii

     五郎丸 塊維


※関連ページ『龍虎天生』


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アライグマさんは今、どんな顔をしているのだろうか… (笑)
 アライグマさん、はるばる瀬戸内海を越えてのコメント、ありがとうございましたおてんき 今回は、あえてここでお返事を書かせていただきますね。

 『孤影悄然』とは、大袈裟…??絵描きの人生など、そんなものに思えてならない私なのですけど、手にしたコメントは、寒中に差し向けられた温かいスープのようで。。。未だ見ぬ旦那さまも、きっとお優しい方なのでしょうね。

 昨日の話です。私はごくごく最近お知り合いになれたばかりの壮年の方より、以下のお言葉をいただきました。

 「私はこの歳になって、『自分の人生は何だったんだろうか?』と思ったりするがね…」

 細身ですけど、「人間、汗をかかなくなったら仕舞いじゃ」と、まだまだ現役でパワフルに日々を過ごされている方です。人生の大先輩であり、然るにその意外性を含んだ一文には、ふと躊躇を覚えた私でした。


  果てしなく繋がる、幾本もの鎖のようで…


 私たち人類の歴史って、どんな輝きであれ、ひとりひとりの流した汗が、鎖の一目一節となって、後世へ向けて延々と連なっているように思えます。

 仮に、目的の宝物が、その鎖のずっとずっと先にあったとしても…

 それは決して、悲観することではないはず。Aさんが繋いでくれたほんの一箇所の鎖が、遠い未来の遺産を吊り上げる橋渡しとなっているのですから。

 もしAさんが短気をおこして鎖を断ち切ってしまったのならば、来世の幸福は海の藻屑と消えていたことでしょう。

 隣人がお城を建てたからといって、己の人生を卑下するには及ばず。

 逆さに、向こう岸の住居があばら家だったとしても、決して蔑むべからず。 

 『職業』とは、それぞれに特色を具えた、個々に威光を放つ宝石のようなものであり、決して人を評価判断するモノサシなどではなく。

 天職に殉ずる方々からの恩恵は、私たちの心へ知らぬ間に宅配されているはず。

 何気なく植えられた庭木も、通りすがる人に出遭いを与え、その心を和ませてくれているのだからポロリ

 大であれ小であれ、皆の人生はきっと意味深いものであると、私は信じて止みません。




 現にこの私とて、モネやゴッホ、ムリーリョや私の父が、もしも絵描きでなかったら…



      みんなの願い




             きっと絵筆を握ることは無かったでしょう。


| atelier-kaii | 絵画 |
私は今、どんな顔をしているのだろうか…
La face

 私は今、どんな顔をしているのだろうか…

                         La face

 大きな火の玉に揺りおこされ、分厚い小説の前に座らされる。

 いつものように、だ。

 毎日欠かさず、その本の前に、この私は座っている。

 そしてどこからともなく、あの声が聞こえてくるのだ。

           La face

 〜どうした?早く、昨日の続きを読まないか〜

 そうなんだ…今日という日は、こうやって始められるのだ。

 寝ぼけ眼で、ページをひとつだけめくる。目前に置かれた小説の薄っぺらい紙が、音も立てずに過去の領分へと散った。

 あれ…?

 昨日読んだはずの両ページが、またここにある。何かの間違いではないのか?面白味も無くなった活字たちが、疲れた小人(※)をあざ笑うかのようにふんぞり返っていた。

 〜こら!過去をめくっちゃいかんと言うとるではないか!〜

 またあの声だ。

 忘れていた…もう過去へは戻れないのだ。確かめたくても、昨日のページは、もう闇へと消え去っているのだ。

 ページ番号だけは覚えていた。隅のほうに申し訳なく記されたそれらは、確かにそう、昨日の並びよりもひとつずつ数が増えている。

 数字とは、それほどの意味しか持ち合わせていなかったのだろう。

 まったく同じページと向き合わねばならぬ日も、そう稀ではないのであろう。

                            La face

 私は今、どんな顔をしているのだろうか…

 後にも先にも進めない、たった2ページの毎日なんて、もう飽き飽きだ。

 与えられた小説を読み続ける毎日など、もううんざりだ。

 そうだ…鳥になればいい。

 鳥になって自由に羽ばたけば、小説なんか読まなくて済む。自分の食べたいものを、選んで食べることだって出来る。
 そうだ、鳥になればいいんだ!

 よし。。。

 







 〜おい、朝だぞ…〜



 〜早く小説の前に座らないか。ん?なんでお前、背中に羽を生やしているんだ?え?しかも暴れてズタズタになってるじゃないか!おい、しっかりしろ。あ!本の後半が減っている!腹が減って、食べてしまったのか?おいおい、この本は一冊しか無いんだぞ?大事に読まないと、お前が損をするんだがなぁ。。。〜


     La face



 私は今、どんな顔をしているのだろうか…





 忘れていた…



       自分がオリに閉じ込められていたことを。



                       La face



※小人(しょうじん)

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水彩五月色
  モンサンミッシェル日本版

 忙しい。。。春蒔きの処理に追われ、まるで農業人に永久就労したかの日々ぶー
 また、春といえば色んな植物が芽吹いてくる季節で、突拍子も無い出遭いが植木鉢から垣間見えたり…この紹介は、また改めて行いましょうか。

                       水彩画

 とはいえ、もちろん絵を描かない訳にはゆきません。↑↑の画像は、島の東面に位置する小島を描いたものモグモグ

 このちっちゃな浮島、かなり神秘的ですよね…私の名刺にも写真を使っているのですけど、潮の干満で大芝島と陸つづき、或いは離島になるんですよ。まるでフランスはノルマンディー地方の『モンサンミッシェル』みたいラブラブ

赤土に育つじゃがいも

 ↑↑この赤土が、じゃがいもを元気に育ててくれるようで。黒土では保水性が高い分、土中の空気量が少ない…好気性のじゃがいもには不都合、というところでしょうか?私も西条の畑では、じゃがいもを植える畝に限っては、赤土が出るまで深耕しました。

                着色前

 じゃがいもの花が、ぽつぽつ咲き始めています。こんな5月もあったんですねニコニコ

           遠望

 島の高台から、南方を望みます。四国はどこ?

びわ畑より瀬戸内へ

 びわ、待ち遠しいですね。。。パクッ


| atelier-kaii | 絵画 |
松の木
           

 今日はいい天気だったねぇ。。。海神さんも、喜んでくれとるじゃろうて。



 この松の樹はねぇ…あんたの死んだお爺ちゃんとおない歳なんじゃよ。「松んきより長生きせい」って、あんたのひぃお爺ちゃんが植えたんや。

                  

 立派やろ…お爺ちゃんにそっくりや。ほれ、見えるか?




 ん…?寝たんか。ほらほら、そろそろ帰ろうかねぇ。お前のお母さんも、ぼちぼち帰ってくる頃だよ。松の木さん、また明日な。

                                 






 ねんね〜ん、ころ〜り〜よ…おこ〜ろ〜り〜よ…













| atelier-kaii | 絵画 |
Exposition "La Spain"
             Sur la table




Salon



   Merci bien votre visiter!!

Fukuoka, le 26 avril 2007


        Atelier Kaii

           Kaii Goromaru




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『西班牙、賛礼。合同作品展』開幕
 あっという間に2日間が過ぎてしまいました。博多での作品展も、盛況のうちに前半戦を折返しです。

           Vernissage

 初日の夕刻に行われたヴェル二サージュでは、静岡県御殿場市にある『HAYATO'S Cafe』のオーナーが「会場の皆さんのために」と、ワイン&大きな生ハムを贈ってくれたりの嬉しいハプニングもあり…最高に感激でしたポロリポロリポロリ
※ハムを切ってくれているのは、お寿司の名店『やま中』の職人さん

生ハムの贈りもの

 これからまた後半戦ですが、気を引き締めて頑張ろうと思います♪

               手づくりハート

 今日は、帰りにちょっとだけ薬院の酒処『みくみや』さんに顔を出しました。幼馴染のオーナーがやってるお店でそうとう久しぶりだったのですけど、盛付もかなり丁寧で、料理はすごく美味しかったですよラブラブ

 写真は、従業員の女の子が焼いてくれたHeart型クッキー。。。甘さひかえめで好印象♪ あったかい居酒屋さんですねモグモグ


※『西班牙、賛礼。合同作品展(すぺいん、さんれい。)』詳細はこちら

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『西班牙、賛礼。合同作品展』開幕秒読み!!
              『西班牙、賛礼。』開幕秒読み!!

 いよいよ期日が迫ってきました。今、そうとう準備に大わらわですムニョムニョ

    『西班牙、賛礼。』開幕秒読み!!

 どんな作品展になることやら…ふるさと福岡での展示会は、久しぶりですポロリ

                    『西班牙、賛礼。』開幕秒読み!!

 皆さん、会場でお逢いしましょうね♪

※『西班牙、賛礼。合同作品展(すぺいん、さんれい。)』詳細はこちら



| atelier-kaii | 絵画 |
『Atelier Kaii』移転のお知らせ
                 VILLA FLORESTA

 長らくご無沙汰をしております。この一ヶ月、大阪から大分への移転に関わる業務のため、blogの更新作業が滞っておりました。読者の方々にはご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。

 今日からは、また頑張って更新をしてゆきます。どうぞご期待ください。

 ※詳しい移転情報は『http://atelierkaii.com』をご覧ください。

| atelier-kaii | 絵画 |
『橋本屋』催事
 大阪を出て、ここまでたどり着くのに長かったこと…(笑) この度の関東進出のメイン会場となる、静岡県御前崎市の『浜岡』へようやく到着しました。

             肖像デッサン

 地元の『橋本屋』さんの呉服催事ですが、社長が就任された記念のイベントで、会場内でお客さまへ肖像デッサンを描くというお仕事をいただいたのです。

     橋本屋

 町自体がそんなに都会じゃないということから、ご来場の方の人数もまばらではないかと思っていた私は、仕事が始まると死ぬほどの忙しさにてんてこ舞い…会場は相当にぎわっていました。

               社長誕生日

 ちょうど、社長の誕生日に遭遇したんですよ…この大きなケーキには感動でした♪生クリームの美味しかったことラッキー

  ミッチー・タカ氏

 大阪を中心に、イケメンのプロ・マジシャンとして活動を続ける『ミッチー・タカ』さんです。手さばきは見事♪
 ※関連サイト『VERNON'S BAR

              ラン新種

 こんな珍しいランが、卓上を飾っていました♪

| atelier-kaii | 絵画 |
amaryllis
                       amaryllis



       amaryllis



                          amaryllis


    l'amaryllis


| atelier-kaii | 絵画 |
花博記念公園鶴見緑地≪後編≫
   乗馬

 さて…あっという間に後編ですたらーっ

          乗馬風景

 この日は感動的なご対面でした。馬場を、数頭の馬が走り回っています。

乗馬風景

 学生さんの乗馬風景のようで、教官の檄が飛んでいます。馬を操るのも大変ですね。
                   洗い場

 さて、こちらは馬くんのシャワールームです。馬場を走ると泥だらけになるので、きちんと洗ってあげるようです…大型のドライヤーまであって、馬くんも気持ち良さそうニコニコ

         三編み

 この『三編み』は、花嫁衣裳かと思いましたムニョムニョ でも彼はオスだったようです。。。

| atelier-kaii | 絵画 |
花博記念公園鶴見緑地≪前編≫
                      鶴見緑地

 大阪市内の北東に位置する場所に『鶴見緑地公園』というのがあります。以前、花博があったところですが、ここの敷地に『鶴見緑地乗馬クラブ』という施設があるので、先日行ってきました。

           花壇

 この場所はいつも花が入れ替わり、満開状態です。なお、今回の目的は、馬のデッサンを求めての旅…
                        馬場

 ところが何と、馬場に馬が一頭も見当たりません。

    花壇

 どうやら火曜日は、施設の定休日だったようです…馬を見にゆこうかと考えている皆さま、どうぞ気をつけましょうムニョムニョ
 ということで、花ウォッチングに予定変更です。

               つぼみ

 幸運にも、ポピーがたくさん咲き乱れていました。ポピーのつぼみって面白い表情をしていますねてれちゃう

     ポピー


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『春、爛漫。』 〜打ち上げ〜
         ロールケーキ

 この日は朝から晩まで、キッチンにはまりっぱなしでした。

ロールケーキ

 先日の展示会でお世話になった『MANIC PANIC GB』のスタッフさんに打ち上げをご用意したのは良いのですが、食事を全て手製にすることをこだわったため、朝から Atelier Kaii は仕出し屋状態です。

                     ロールケーキ

 このあたりは、ロールケーキづくり…生地にアクセントをつけるため、チョコレートを使用しました。

       ロールケーキ

 中は、フルーツ&ホイップです。

だし巻き卵

 いつの間にか、珈琲の湯沸し専用となっていた卵焼き用のフライパンが、この日は本業に戻りました。でも、もう寿命がきていたようです。

     サンドウィッチ

 嫌いな方も多いかもしれませんが、卵サンドにパセリを入れるのは絶対にお勧めです。味の膨らみが数段に違いますよね…あと、栄養価の優等生であるという理由からも、ぜひ混ぜ込みたいアイテムです。

                 ピザ

 パンtypeのピザクラストです。イースト菌を発酵させた生地を、一度も冷やさずに焼き上げるピザの食感は最高ですよ。

     折詰

 この頃には、時間が迫り、おそらく顔がこわばってたでしょうね…たらーっ

                    折詰

 ガメ煮(筑前煮)・唐揚・ポテトサラダ・山菜手巻寿司
 だし巻き卵・サンドウィッチ・お好み焼・ピザ
 ロールケーキ・わらび餅

 …以上が、この日作った料理です。不備の多い手製の弁当でしたが、スタッフの方々も喜んでくれた様子でひと安心でした。
 なお、会場は、東心斎橋のBAR『PRIMO』さんにお願いしました。

『M.P.GB』スタッフさん

 しかしながら、今さらこういう経験をすると、街で売っている弁当の価格には考えさせられますよね。キッチンの制限があるとはいえ、ほぼ1日がかりで12名分の料理を用意した私です。今回はもちろん御代などはありませんが、仮にひとつが500円で売れたとしても…そう考えると、大量生産というのは本当に意味深い、且つ慎重に採用しなければならないシステムだと思いました。

| atelier-kaii | 絵画 |
『春、爛漫。』 五郎丸 塊維 作品展 閉幕
 2週間あまりにわたって開催しておりました『春、爛漫。』五郎丸 塊維 作品展 も、この程無事に閉幕をいたしました。ご来場いただいた方々には、心から感謝をしております。
                サロン風景

 色々なお客さまがお見えになり、そして沢山の方々のデッサンを描かせていただきました。とても良い経験となりました。

メイク

 これらの2枚は、その合間にスタイリストさんを描いたものです。

       Mior

 さて、今回の展示会でいただいたお手土産の中に、ふんわりとした、とても美味しいお菓子が入っておりましたので、ここで掲載をしてみようと思います。

             Parisis

 先日ご紹介した『Masa』さんが持ってきてくれたものです。「私が作ったんですよ」と言われたので、おそらくまささんご本人さんが作ってくれたお菓子なのでしょうが、『Mior(ミオール)』というお菓子屋さん、その神戸店の『PARISIS(パリージ)』という一品です。

 何と言えば良いのでしょうか…ふんわりとした食感のダッコーズ生地が口の中でとろけたかと思うと、ジャムの程好い甘さが舌を包み込むように現れる…サロンのスタッフさんといただきましたけど、本当に美味しいお菓子でした。

 『さんちか7番街』と書いてありましたが、梅田にもお店は在るようですね。今度、ぜひ行ってみようと思います♪

 空気…絵にもお菓子にも、欠かせないものですねニコニコ

| atelier-kaii | 絵画 |
追悼画
      円山公園

 哀しい雨が降っていました。

 去る4月7日、東広島市西条町のお菓子の蔵『さくらや』さんの会長がお亡くなりになりました。

枝垂桜

 私は現在のさくらやさんの社長、そして女将さんの代からのお付合いであることから、会長との面識は無いのですが、以前よりお体を壊されていると伺っておりましたゆえ、何度か面会を希望したことがあります。しかし都度、女将さんから「お気持ちだけで」というようなお返事をやんわりといただいておりました。結果的に、永遠に面と向かってのご挨拶が出来なくなってしまったことは、非常に残念でなりません。

                  枝垂桜

 京都へ行ったのは、4月10日でした。泣き濡れた枝垂桜は、どこか淋しげな様子でした。何が出来るのか解らず、ただただ描いてまいりました…それがこの一枚です。

      追悼画

 満開の桜の花と共に逝かれるとは、ほんとうに天晴れな方だと思います。さくらを愛して愛して止まなかった…そんなお人柄を偲ばせます。

      
   逝ク空ニ

      桜ノ花ガ

     アレバヨシ


 贈った画と共に、上の言葉を添えさせていただきました。三波春夫さんの辞世の句ですが、私の記憶違いにも、先日の記事で三船敏郎さんと書いてしまったことをお詫び申し上げます。

 謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

 合掌

   Atelier Kaii

     五郎丸 塊維

| atelier-kaii | 絵画 |
『春、爛漫。』 〜 Vernissage 〜
       陳列作品

 大阪・北堀江での展示会も、順調に日程をこなしています。少量ですが、今日は画像での報告です。

 今回は美容室さんでの展示会となり、壁に穴が開けられないため、↑↑のような展示方法となっております。こういう光景は、展覧会の審査を彷彿とさせますね。

                  Vernissagge

 『Vernissage』の会場です。知人が沢山駆けつけてくれました。

再会

 左の方は、フランス時代にお世話になった、菓匠『千鳥屋』のMasaさんです。近年ずっと再会をしておらず、現在どこに住まれているのかも知り得ませんでした。しかしこのパーティーの前日にMasaさんから不意のお電話があり、偶然にも両者が大阪に在住していることを認知したという訳です。いやはや、こんな奇遇ってあるのですね…

 右におられる和装の凛々しい男性は、先日ご紹介いたしました、京都の『京呉館』さんの西島店長です。

              料理

 今回は、大阪市内で営業をしている、和食の『おふく茶屋 Douce』さん、フレンチの『6 VENTOSE』さん、串揚の『とりてつ別館 大衆屋』さん、フレンチの『Vrai de Vrai CHEZ HIRO』さんの各店に、お忙しい中、お料理を作っていただきました。手間ひまかけた美味しい品々を、本当に有難うございます。

    料理

 こちらは自家製サンドウィッチ。私が会の始まる寸前に作るつもりだったのですけど、あれやこれやでてんてこ舞いになり、『MANIC PANIC GB』のスタッフの方々に、ほとんどの作業をお願いしてしまいました。お手伝い、心より感謝しております。

              サンドウィッチ

 ↓↓お開きです…会も無事に終り、ホッとひと息といったところでしょうか。

 しかし本当に、この宴の開催にあたり、多くの方々のご協力を賜りました。この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。

    お開き

 さてさて、役に立つのかはいささか不明にも、素朴な豆知識です。『前夜祭』はフランス語で『vernissage(ヴェルニサージュ)』ですが、その言葉は同時に『ニスがけをする』という意味をもつそうです。絵画展を開く際に、作品の保護や艶だしのために『vernis(ヴェニス…訳:タブローまたはワニス)』を画面に塗布しますが、どうやらその習慣が、『前夜祭』という意味にも浸透していったようですね…言葉のルーツを探ってゆくのも、なかなか面白い発見があります。

| atelier-kaii | 絵画 |
『春、爛漫。』 五郎丸 塊維 作品展 開幕
 ぶっきらぼうなコメントで失礼をします。

 本日より、Atelier Kaii『五郎丸 塊維』の作品展が、大阪にて開幕されます。

| atelier-kaii | 絵画 |
催事会場 〜 肖像デッサン 〜
       肖像デッサン制作風景

 今回の富山県高岡市への出張の目的は、催事会場において、ご来場になったお客さまの『肖像デッサン』を描くというものでした。
 高岡市では、そういった機会が今ひとつ少ないようで、モデルになっていただいた方々には、出来上がりを大いに喜んでいただけたのではないかと思います。

                  作品展示

 空いている壁面スペースに、日ごろ描いている作品もかけさせていただきました。

木版画展示作品

 こちらは木版画。

 こうやって、改めて自己の作品を並べてみると、今まで見えなかったものが意外にも見えてくるものです。創作の過程では、どうしても思い入れや馴染み(感覚の麻痺)が生じ、的確な判断が下せないものですよね。それを一旦白紙に戻すと、新鮮な気持ちで創作物と対談ができる。つまり、明朗な評価が出せると思います。

 印象派の巨匠『ルノアール』は、こう言っています。

 「絵が完成したと思った時、それを裏返しにして、どこかへ仕舞っておきなさい。そして3月ほどが経ってから改めてその絵と対面し、その際に『この作品には、もう一筆も加える必要がない』と言い切れる輩は、その時点で画業を捨てたほうが良い」

 私はこれには、大きく分けてふたつの意味が含まれていると思います。ひとつは、先ほど記述した観点。そしてもうひとつは、画家自身の『成長』。昨日よりも今日、今日よりも明日という目で見つめれば、『作品の完成』など、生涯出遭うことは無いのでしょうから…

 要約すると、画家に限らず、『創造』を常とする人種は、決して自己の作品、そして自分自身に満足を覚えてはならないように思います。「どうしていつまで経ってもできないんだろうか」、「あとは何が足りないんだろうか」と、自分を諌め続ける人間のみが、本物の創作者となり得る気がしてならないのです。
 


| atelier-kaii | 絵画 |
春季ディスプレー
春風

 『Atelier Kaii』でもご紹介しております、『さくらや西条駅前本店』さんに先日お邪魔してこしらえた春季ディスプレーです。

 外はいい天気です。こちらは桜と軍鶏を、屏風調にあしらったもの。

                       桜&軍鶏

 この春季ディスプレーは、もちろん現在同店でご覧いただけるのですが、中国新聞の『ほのぼのパレット』さんにも特集をしていただきました。近日、東広島の皆さまの元へ配布されるのではないかと思います。

 また後日、そのご報告はさせていただきますね…と、私が一番気になっているのは、あの紙面に載るであろう私モデルの『似顔絵』なのですが。職業柄、自分の顔はデッサンしても、なかなか人に描いていただくことはありませんので(笑)

                  自画像

| atelier-kaii | 絵画 |
お友達
                    お友達

 ブログって、いざ始めてみると難しいものですね。1ヶ月目にして、早くもスランプに陥っていました。(笑)
 そもそもが『変化の無い生活』というわけではないのですけど、話題づくりもナカナカ労力が要るようです。

 そんなわけで、今日は『オトモダチ』を紹介します。おそらく、今の私の一番近いところに常にいてくれる…彼はきっと、そんな存在です。
 ふと思いついた時に彼にいつも相談するんですが、その『ふと』が面白いもので…ご飯を食べている最中、出かけようと上着をはおった瞬間、さあ寝ようと電気を消す、その寸前…などなど、いつ同等の衝動に駆られるかは全くのナゾです。

 でも本当、最近ようやく、彼の気持ちが解るようになってきました…この『油絵具くん』の本心が。

| atelier-kaii | 絵画 |
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