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Atelier Kaii - blog -

   〜 Kaiiの旅日記 〜

『芸術』という出口の見えない世界に迷い込んだ
ひとりの画家の素朴な日常をご紹介♪

※Atelier Kaii は、『東北地方太平洋沖地震』
≪2011年3月11日(金)14時46分発生・M9.0≫で
被災された方々を、総力を挙げて応援いたします
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腐敗政治
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     ここまで歴然とブログの更新をサボってしまうと、何とも言い逃れのしようが無く。。。

     もし、この世態の糸くずのようなブログでも、逐一チェックをしていただいた方がおられたのでしたら、大変な失礼を、この場でお詫び申し上げます。年末年始が馬車馬のような日々だったとはいえ、この放置状態は、まさに切腹もの。

     さて…落込みながらも本題に入りましょう。刺々しいタイトルのとおり、今日は政治について。 
     かといって、民主党のごく少数幹部に手向けられている、政治資金規制法だの脱税だのというちっぽけな問題ではなくて、広く、社会全体で真剣に考えてもらいたい案件です。

     民主党幹部の問題は、もう議論する必要が無いように思いますが…時間の無駄。双方の身内が虚偽記載をしたのは事実であって、それを「私は全く存じませんでした」で、通る訳がない。「社員が勝手にやった問題だから、社長の私は辞めるつもりはありませんよ」とのコメントは、たとえ小学生から総理大臣が選ばれたとしても、あり得ないでしょうし。

     また、仮に本当に知らなかったとしても、子供の失態は、親が責任を負うもの。公になった時点で、自らに悪意がなくとも潔く切腹するのが常であろうに、いつまでも地位にすがるのは、何とも女々しい有様のようで、男としては一縷の共感も持てません。

     失礼、犬も歩かないほどの脇道に逸れましたが、本日のテーマへと戻りましょう。

     私は正直いうと、政治にあまり興味が無いというのが本音…それは恐らく、『最終目的ではない』という理由からくるもの?

     私の個人的解釈で申し訳ないのですが、政治って、それ自体は水栓を開け閉めする行為のようなもの。つまり、その行為によって田んぼが水で潤ったり、お風呂に入ることが出来たり、お茶や珈琲を沸かすことが出来たり…私たち国民が何らかの幸を感じる、その結末に至る一歩手前の段階で準備を整えてあげる…言わば、相撲をとる力士のために土俵をつくってあげる、それが政治だと思うのです。

     私が『どうなる日本、どうする日本人? 〜 今日までのあゆみ 〜』の記事を書いたのは、もうかれこれ2年以上も前のこと。その中で『30年後』という記述を行ったけれど、『家財募金』など、わずか数年で現実化した事例もちらほら。しかしながら、なかなか這い上がろうとしても滑り落ちてゆくこの痛みきった世の中には、ほとほと愛想が尽きそうな心情でございます。

     結論から先に申し上げると、「今、日本の財政事情は危機的状況の中の、さらに最大の危機を迎えています。お金持ちの皆さま方、本当に申し訳ございませんが、苦労して蓄えたであろう財産の一部を、日本国、そして日本国民のために投げ出してくださいませんか?」と土下座できる政治家が、なぜひとりも出ないのかということ。

     消費税を増税?

    …冗談じゃぁない、日本を滅ぼす気ですか?

     こども手当が、富裕層には支払われない?

    …冷ややかな表現は好みではないけれど、それは当り前の政策。

     『お金』とは、そもそも有る所にしか、無いはず。お金を持っていないのに、「困った時には、どうぞ遠慮なく遣ってください」と、格好をつけて手当り次第に国民へばら撒こうとする日本国政府の気が、私には良く解らなくもある。

     更に砕いて言うと、『手当』って何?

     何か人の役に立つことをして、その報酬として手当をいただくならば美しい話にも、労せずして金品を受取るのは、堕落した人格形成につながるのでは?サンタクロースを下宿させるような、気の毒なくらいに情けない話。勤労感謝もあったものではなく、こども手当でこどもに玩具でも買ってやろうものなら、哀しいかな、こどもの為であるはずのこども手当とは、こどもの教育に非常に悪い。『肩叩き50円』、『洗濯100円』などの家庭内アルバイトを設定して、こどもの小遣いに代替しているご家庭の方が、よっぽど偉人が育つであろうに。

     なぜこんな社会になってしまった?「会社から負担してもらおうっと」、「国が面倒を看てくれるよ」、「そんなの、親が出してくれるって」…あまりにも、恵まれ事を自分の財布の中に入れすぎ。物乞いを生む為の福祉ならば、また、そのおかげで国の借金が増え続けているのであれば、政策を根本から見直す必要がある。

     つまり、一番大事なのは、国からアレコレしてもらわなくとも、生活費の総てを各家庭の収入で充分まかなえるような、そんな強靭な勤労報酬の仕組を整えた世の中に変えてゆくことではないだろうか。

     私は『どうなる日本、どうする日本人? 〜 今日までのあゆみ 〜』で書いたとおり、この長引く不況は、人災だと思っている。

    「社長、うちの工場にもだいぶ商品在庫がたまってきたので、一度生産を縮小されてはいかがでしょう?」
    「ふむ…工場長、君が『無人製造機を3台導入して、50名の社員をリストラすれば莫大な利益を生みますよ』と提案し、それを実行に移して早5年…その間、相当な利益が上がったのはいいんだが、近頃は本当に商品が売れんなぁ。。。街にも失業者があふれ返っておるし、どうしたものだろうか」
    「景気の上がり下がりは天災ですから、仕方ないですよ」
    「ふむ…よし、ではこの工場での生産目標を、来月から4割減に修正しよう。週休を3日制にして、社員もあと5名リストラだ」
    「ですね、さすがは名社長…このご時勢、それが得策かと思います」
    「しょうがないな」
    「あと社長、話は替わりますが、うちの息子の件は大丈夫ですよね?もうあと5ヶ月で大学も卒業ですし、『うちで雇ってあげるよ』とおっしゃっていた、就職の件ですが」
    「ん?いや…その件は、ちょっと現状から言うと厳しいんだが」
    「そんな社長!! あれだけ『安心しておきなさい』とおっしゃってたじゃないですか!?」
    「いや…そうなんだが、これだけ経営難に陥るとねぇ…どうにも」
    「それは困りますよ社長!! 私も息子の学費には相当つぎ込んできましたから、就職浪人なんかされたら、家計は火の車です。私で良ければ何でもしますから、何とか便宜をお願いします!!」
    「そんなこと言ったって…この不況下では、厳しいよ。というか『何でもします』って、じゃあ工場長、君が息子さんの代わりに辞めるかい?さっきの5名をリストラしたら、私と工場長の計2名しか、うちの会社には残ってないんだから」

     この腐った世の中を造成してきた経営陣の方々に、私は問いたい。

     何も世間を知らず、それでもこれから未知なる社会へ自らの力を試し、希望を胸に大きく羽ばたこうとする初々しい新卒青年諸君、その方々の就職先を奪うほどの代償を伴う『作業効率化』とは、本当に必要なことなのかと。

     彼ら、そして失業者の就職の心配より、自宅の蔵へ財産をため込むことに一心不乱になっている生き方に、いささかの恥をも覚えないのかと。

     エネルギー資源然り、世のお金にも限りがある。だれかが独り占めすれば、行き倒れる人が自ずと出てくる。そのボーダーラインが、もう決壊の期を迎えているのだ。

     皆が皆、これ以上やりたい放題の経営をするのであれば、『企業年商に対する下限正社員数規制法』を設けなくてはなるまい。

     機械が導入され、『安けりゃ売れる』のスローガンを基に、薄利多売のシステムが構築された。当初は飛ぶように商品が売れたが、世の中に品物が浸透し尽くしてしまい、消費者が飽食に陥った。生産側は生産規模を縮小し、従業員をリストラした。あふれた労働者は、新しい就職先も見つからず、収入は断たれ、物を買えなくなった。あっという間に増殖した彼らに、売り手は焦って売価を下げるが、焼石の水はすぐに蒸発した。所得は偏りを見せ、世の中に『中流階級』はいなくなり、金持ちか貧乏か、その2類に割れた。

     何時の時代も、壱万円札を一円玉くらいにしか思っていない、不変の金持ちである政治家が、日本を回している。そんな彼らに、貧乏人の気持ちが解るのだろうか?

     政治とは、弱者のためのものではないのか?

     日本国が株式を所有し、『国の出先機関』と呼んでも不思議ではない日本政策金融公庫(通称・国民金融公庫)は、借入金で借入金を返済する可能性のある人物には、返済能力に乏しいという理由から、貸し渋りを行うらしい。国家予算が足りないからと、赤字国債を発行して現金を集め、それでようやく一年をしのいでいる、あの貧乏日本国政府の出先機関が、真顔でそういう対応をするらしいのだ。

     金が無くて困っている事業主には金を貸さず、では、誰に貸すのか?
     「今の商売も飽きたなぁ…誰かに任せて、違う店を出そうかな」という余裕のある人物でも選んで貸付を行っているのであれば、特別背任もいいところ。儲け第一主義と言わざるを得ない。

     事実、私が親しくさせていただいている、白髪雑じりの酒屋のご主人は、こう言った。

     「金融公庫?昔うちも取引があったけどね、最初のころは全然相手にされんで、でも一度借りた金をきちっと返したら、次からは『また借りてくれませんか』って、しつこいくらいに言ってきてね…『もう、うちは借りる必要は無い』って断っても、それでもまだ頼みにきよったよ」

     安全第一。成績第一。弱きをくじき強きを助ける。これが、日本の誇らしい政策である。

     金融関連の話で触っておくと、銀行をのぞく、信販会社などからの借入額の総計が、年収の3分の1迄に制限される『総量規制』という新法が、今年の6月迄に完全施行されるとか。

     自殺者対策かは知らないが、そんな法律を本当に施行したら、社会はどうなってしまうと思っているのだろう? ぎりぎりの土俵際で、借りた金で他への返済を行っているような多重債務者に、「今すぐ死ね」と言っているものではないのか?
     総量規制とは、これから借入をしようとする方々に対してブレーキをかけるものであって、まったくもって、いま既に借金を抱えている人を楽にする法律などではない。
     大事なのは、現行の貸付金利の最高ラインを法規制で引下げること。貸金業者が「馬鹿らしくて、やっとられんわい」というくらいに、債務者の負担を少しでも和らげてあげることではないだろうか。

     もちろんその替わり、破産倒産による債務の消滅などは撤廃すべき。借りた金は、借りた金。途中で責任を転嫁も放棄もできる訳もなく、債務者は、一生かかっても弁済してゆくべきであるし、それがまた、人道といえる。

     需要のない社会は、不都合が多く生まれすぎる。

     私の推す『週休3日制』でなくとも良い。方策を練り、客を奪い合う必要のない社会を誰かが真剣に創ってあげないと、少子化に生きる子供たちの未来は、脆くも寸断されるであろう。
    | 社会 | 23:32 | - | - | - | - |